平成元年、三重県伊勢地方を襲った台風によって、
伊勢神宮の神田で栽培されていたコシヒカリがなぎ倒されてしまいました。
しかし、その中で奇跡的に2株だけが直立したまま発見されたのです。
その後、この2株から試験栽培が始まり、研究が進むにつれて、
この米が 嵐や病気に強く、甘みのあるコシヒカリの突然変異種であることが判明しました。
そして伊勢神宮より「イセヒカリ」と命名されたのです。
当初は門外不出とされていましたが、1997年に方針が改められ、
希望する神社へ種籾が頒賜(はんし)されるようになりました。
「神様からいただいたお米を、謹んでつくっていただきたい」
という神宮司庁の意向から、あえて品種登録は行われず、現在に至っています。
イセヒカリは茎が太く倒れにくいため、
無農薬・無化学肥料・無堆肥といった環境でも育てやすいとされるお米です。
自然の摂理に寄り添って栽培することで、
種そのものが自然と共鳴し、力強く育つようにも感じられます。
このたび、令和7年産の新米・ご神米「イセヒカリ」5キログラムが当店へ届けられました。
なお、今回当店に届けられたイセヒカリは、播磨地方で長年イセヒカリを育ててきた生産者より、特別に分けていただきました。自然栽培米
つきましては、ご来店にて2万円以上の商品をお買い求めいただいた方に、
イセヒカリを2合(300グラム)お分けいたします。※数に限りがございます
写真には神社の鳥居が写っており、ご神田であることがわかります。