神棚に米を供えるという作法は、単なる慣習ではありません。
それは本来、食を司る神に米を捧げる行為に由来します。
「伊勢神宮 外宮にお祀りされる豊受大御神」は、天照大御神の御食事を司る神であり、日本の「食」の根源を担う存在です。
神棚に米を供えるという行為は、突き詰めれば、豊受大御神に捧げる作法そのものなのです。
イセヒカリは、希少米として全国各地で栽培されている品種ですが、今回入荷したのは一般に流通しているイセヒカリとは異なります。
※イセヒカリについては前回のブログを参照
このイセヒカリは、豊受大神宮(伊勢神宮 外宮)の神域に隣接する、
「面前の水田」で栽培されたものです。 令和7年度産
地図をご覧いただくと分かるとおり、水田と外宮は向き合っています。
この場所で育てられた米は、
「豊受大御神」の御前に捧げることを前提として作付けされます。
「奉納」ではなく「献進」
この米は、単に神社に納められたものではありません。
神の食事として正式に差し出され、外宮が受け取った米です。
御朱印に記されているとおり、
本米は「奉納」ではなく、「献進」として扱われています。
これは、外宮が本米を
神饌として正式に受領した証にほかなりません。
全国で栽培されるイセヒカリのすべてが、
このような背景を持つわけではありません。
この条件を満たすイセヒカリは、
まさに希少中の希少米といえる存在です。
お供え用としての頒布について
本品は、その献進米の一部を、
神棚へのお供え用として
2合(300グラム)ずつ 頒布(時価) にてご案内しております。
元旦に炊飯して食したところ、有機栽培かつ新米らしい、申し分のない味わいでした。
新しい年のはじまりに、
日本人が大切にしてきた
「食と祈りの原点」に静かに触れていただければ幸いです。